西前頭8枚目・遠藤(追手風)が、大関・貴景勝(常盤山)を突き落としで下し、10勝目(3敗)を挙げた。立ち合いは大関自慢の圧力に押された。だが、追い込まれた土俵際では、ヒラリと体を左に開き、突き落とし。殊勲星を挙げ、直後のNHKインタビューでは「とっさに体が反応してくれたので良かったです」と満面の笑みを浮かべた。
特別な思いで臨んだ一番だった。「今日は相手が大関とかじゃなくて、どうしても勝ちたかったんでよかったです」。理由を問われた遠藤は「それはわかる人にはわかると思うので」と、多くは語らず。中継では、付け人の大翔龍(追手風)が今場所限りで引退するためではないかとした。また、取組後の報道陣の取材対応には姿を見せなかった。
遠藤には負けられない理由があったんですね。
明日もその意気で頑張って欲しい。
何せ、この場所が明日で決まるかどうかは遠藤次第ですからね。