グランディア3の感想

独自の戦闘システムと力の入ったストーリーのRPGグランディアの3作目。
グランディアIII
作ったスタッフはどういった意気込みでこの作品を世に送り出したのでしょう??
クリア後の特典や隠し要素もないことから、「これがこのゲームの全てや!どや!満足やろ!どや!まいったか!」ってな具合でしょうか??
むかつくキャラクターと進むにつれてマンネリ化してくる戦闘、消化不良気味のストーリー。
こんな内容でクリア後のお楽しみもないのならば、なんて不親切なスタッフなんでしょうか??
それとも、スタッフも消化不良のままリリースしてしまったんでしょうか??
まず、むかつくキャラクター。
主人公が中途半端だとかそんな声も聞きますけど、おれはべつにいーです。
おれが嫌だったのはヒロインの女の子です。
声優さんのこととかはよくわかんないんですが声が気持ち悪かったです。
悲しいでしょう。わかりますよ。悲しいときは泣くべきです。ってことでこの子はいっぱい泣きます。
ただ、クッセーセリフに加えてあの声で泣かれると、もうなんか鳥肌がたって寒気さえします。
キャラといったらゲーム始めてすぐになにやら若い女性がでてくるんですけど、説明書読んでなかったおれは彼女がヒロインの子だと勘違いしてしまったんです。
で、そのキャラの正体ですが、主人公のお母さんです。
若すぎる!主人公がいくつかわからないんですけど、いったいいくつの時産んだんでしょうか??
父親は??本当の親子か??どれも本編で語られることはありません。
偶然出会った主人公とヒロインはお母さんと一緒に旅にでるのです。
お母さんといっしょ。
最初っからイー感じの二人なのに、姑が一緒ならばニャンニャンもできないというわけです。
せっかく一緒のテントなのに!
おれのパンパンのテントをどーにかしてくれと頬を(それ以外の場所も)濡らしたのでしょう。
とか、心配してやったのにエンディングではちゃっかりガキ作ってやがりました。
母似ですね。
旅に出てすぐのモンスターとの遭遇で、このゲームの戦闘システムの魅力にとりつかれることになります。
コツさえつかめば誰でも簡単にできる空中コンボの魅力にハマってしまいました。
つながる、つながる。よってたかって一匹の敵にに向かって最大4人の放つ攻撃がつながるつながる。
敵が一匹ならばお空に打ち上げボコボコです。きもてぃー!
しかし、多数の敵と遭遇して懲りずに空中コンボねらったら返り討ちにあってしまいました。
このゲーム、ナメてかかると痛い目にあいます。
この戦闘システム、イヤになるほど堪能させてもらいました。
そして、実際イヤになりました。
無駄に長いダンジョンがいくつもあるせいか(ダンジョン自体そこまで多くねーけど)、同じ種類のモンスター相手にちんたらやって、後半にもなるとさすがのおれも敵を空中に打ち上げる元気もなくなってしまいます。
セーブポイントの後画面が切り替わって広がるはさらなる迷宮…いいかげん、カンベンしてくれ…
どうやらおれがこのゲームに受けた印象は、ストーリーの底が浅いためか、やたら長いダンジョンや戦闘以外消えかかっているようです。
それとも、そのダンジョンのせいですばらしいストーリーが記憶に残ることがなかったんでしょうか?
記憶にないもんだからわかりません。
このシリーズの個人的に好きな部分は、世界中の住人が単なる情報提供者なのではなく、本編とは関係なくそれぞれのストーリーが展開している所です。
例えば、
滅亡のときをむかえようとしている世界で最後に残った村で、希望を捨て最後のときを待つ人々。そんな中妊娠してしまった女性。
彼女は主人公達を通してその後の進路を迷い始める。
など。
町中くまなく人の話を聞きまくれば、本編よりも気になるストーリーがいくつもありました。
2はその辺のバランスよかったと思うんだけどな〜。
どんなんかんなー。
正直今回のは戦闘に飽きた時点でおわりですね。