ろくでなし

ジャンプコミックス月間か、週間かわかんないですけど、例のごとくスローペースのマンガ整理です。
今日読んだのは「ろくでなしブルース」です。
おれにとっては元祖不良マンガです。
小学校、中学校と読み続けた作品です。
不良マンガでありながら、義理人情のつまったマンガです。
今読むとかなりクサイです。
ある意味ピュアな心で見るとちょうどいいのかもしれないです。
それでも、ケンカのシーンなど爽快で楽しく読むことが出来ます。
それにクサくてもいーんですよ。
コレ読んでると、まるで中学時代の青臭い自分に戻った気がして悪くないですよ。
連載は88年から97年にも及ぶために、高校生活3年間を描いた作品にも関わらずキャラのトレンドが劇的に変化してます。
男キャラはそんなに変化はないんですけど、女子生徒は後半にはミニスカのルーズソックスに。
そして、終盤の通信手段はケータイ、ポケベルでした。一部の人ですけど。
90年代後半はそんな感じですよね。
ほんとある意味ゲキ的な3年間です。
このマンガ、おれにとっては不良・義理人情マンガ以上に格闘技の教科書みたいな部分もありました。
よくトモダチ同士でプロレス技のかけ合いみたいな話があるじゃないですか。
でもおれらの場合はそれの打撃系なんです。
そんなんなので、体中アザだらけでしたね。
それでおれは「ろくでなしブルース」にでてくる技を試してたんですよ。
アッパーやらスクリューフック。
中でも好きだったのが足技系で、よくジャンピングソバットなんてやってましたよ。
アッパーも好きだったんですけど、作中では床に10円玉置いてそれをかすめるほどの大きな軌道でしたから実用性に欠けたんですよね。
痛いながらも楽しく打ち合ってたんですけど、この手合いをやめるきっかけになった技があるんです。
東京四天王の薬師寺の技で「必殺フルコース」を試した時のことです。
どんな技かというと、まず左手で一瞬、相手の視界を防いでそのスキにアゴに右ショートアッパーを入れ、間髪いれずに顔面にハイキックを見舞うというものです。
ちなみに主人公の太尊はそれをくらっても立ち上がりました。
実際にトモダチに試すんですけど、視界をふさぐと案の定不意をつかれてスキが生まれ、そこにショートアッパーをコツーンと当てたそのときですよ。
Sくんの膝がガクンと落ち、なんと気を失ってしまったんですよ。
失神した人なんて見たことなかったんで、マジで死ぬかもしれないとかなり焦りましたね。
それ以来怖くなって、手合いをやめたんです。
考えたら恐ろしい技ですよ。
無防備のアゴにアッパーかましてその上ハイキックですからね。
ハイキックまで出さなくてよかったです。
死ななくてよかったですよ。
作中でもろに喰らって立ち上がった太尊の強さたるやはかりしれませんね。
そんな強い前田太尊が大活躍のマンガです。
どんなシメだ?

ろくでなしBLUES 42 (ジャンプコミックス)

ろくでなしBLUES 42 (ジャンプコミックス)