立ち寄った本屋さんでたまたま見つけたんで、全部購入しました。
まあ、全部といっても3巻までしか出てないんですけどね。
スピリッツの付録で2話分だけ読んで、そこでなかなかおもしろかったんで購入する事になりました。
まんまと小学館の思惑にはまってしまったわけですね。
しかし、思惑にはめてくれてありがとう。
やはり結構おもしろかったですよ。
それと、これは書道を題材にしたマンガなんですけど、読んだ後に、なんとこのおれが「なんかおれも書いてみたーい」なんて思ってしまうから、すごいと思います。
字がクソみたいに汚いおれにとっては、小学生の頃の習字の授業ほど嫌なものはありませんでした。
さらには、授業後にスズリを洗うために水道の前に並ぶんですけど、それがめんどくさくてサボってたら、下校時に習字道具入れから墨が垂れて服が汚れて、ますます嫌になりましたね。
そこで完全にキレてしまったおれは、習字道具をその場に投げ捨ててしまったんですよ。
まあ、そんな事親にもガッコの先生にも言えませんから、それ以降は毎回習字道具を忘れたという事にして、毎回説教くらいながら道具を借りていたわけです。
そこでこつこつ貯めたストレスでますます嫌いになったのです。
そんなおれが「書いてみたーい」ですよ。
あの時投げ捨てた習字道具に誤りたいと思うほどの心変わりですよ。
まあ、それだけ書の魅力に迫ったマンガなんでしょうね。
それに、主人公の縁くんやヒロインの望月さんが書で成長していく姿もいいですね。
特に望月さんは、おれと同じく字の汚さにコンプレックスをもっていて共感する部分もあるんですけど、それ以上にそのキャラクターがおもしろいです。
真っ直ぐな性格かと思えば、自分のことを思っている主人公に対してのみ妙にひがみっぽかったりと。
その他の人物もキャラが立っていてなかなか魅力的です。
そんなわけで、これからもこのマンガを購入し続けるつもりです。
スピリッツでは隔週掲載なんですけど、出来れば毎週掲載にしてほしいですねえ。
とめはねっ! 3―鈴里高校書道部 (ヤングサンデーコミックス)
- 作者: 河合克敏
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/04/04
- メディア: コミック
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