逆転検事のクリアした後の感想。ネタバレなし。

逆転裁判シリーズの主人公のライバルである御剣検事が、法廷ではなく現場を走り回る推理アドベンチャーゲーム
まあ、感想という事で簡潔に書きますが、やっぱ今回もおもしろかったです。
推理モノでこんだけ賑やかなゲームってないですよね。
毎回楽しいです。
このシリーズのファンなら今回も是非!ですね。
おわり。
というわけにはいきませんよね。
まあ、確かにおもしろく楽しくプレイできたんですが、これを過去のシリーズと比べてみると、うーーん、なんですよねえ。
今回は今までの法廷バトルではなく、現場を捜査し犯人を捕まえることが主な内容になっています。
まあ、現場を捜査って部分は実は新しい要素ではなく、逆転裁判時代にも裁判での証拠品を集めるためにやってたんですよねえ。
選択式という形での捜査が、今回は検事を直接操作して捜査するんです。
操作して捜査です。
最初は新鮮に感じてたんですが、やっているうちにいつもと変わらないんじゃないかと思えてきました。
御剣検事もただのカーソルの様に感じてきて・・・。
前回までの証言を聞いて尋問するという流れは、証言→追究という形で残っています。
内容は今までと同じで、それを行う場所が法廷から現場にただ変わっただけですね。
全体的にいつもと変わらない印象でのプレイの中で、法廷の部分が抜けたというのはなんだか少し物足りない感じがしました。
どうせキャラクターを動かせるんだったら思い切ってちょっとしたアクション要素を加えるとかしてもよかったんじゃないですかねえ。
例えば、
火事の現場を時間内に抜け出さないといけない、事前に渡された建物の地図や写真を確認、出口への最短距離に燃えやすいものがあるから火の広がりが早いだろう、別の脱出経路を確保しないといけない、でもあの場所の扉は開かない、もしかしてこのアイテムを使えばいいのかも、よし道中の炎を避けながら、ちょっとしたものならあのアイテムで鎮火しながら時間内にここを脱出しよう。
みたいな。
まあ、このジャンルのゲームではアクション要素なんて求められてないでしょうか。
あ、そういえば、「ロジック」のシステムは好きでした。
現場を調べて得た2つの情報をまとめて、新たな真実を導き出すといったシステムです。
例えば、
情報1:被害者がこの部屋で殺されたのは偶然か?
情報2:殺害現場は機密保持のために鍵がかけられていた場所。
二つの情報からの真相:鍵のかかった部屋で起こった殺人、偶然ではなく犯人には何か目的があったんじゃねえ?
まあ、簡単なやつでこんな感じ。
なんというか、このくらいわかりやすい1+1=2的なロジックならいいんですが、1+1の答えが3やら4に飛躍するようなのもいくつかあった気がします。
このゲームの醍醐味の1つ(と思ってる)、キャラクターと同じ速度で真相を見つけ出す楽しみがちょっと薄れましたねえ。
まあ、この辺はおれがアホだったということで解決なんですが、他の人たちはどうだったんでしょうねえ。
置いていかれた感じ、走りすぎた感じはしなかったでしょうか?
まあ、そういった感覚はこのシリーズでは普通でしょうか。
そんな事はあっても色々と考えながらロジックを組み立てる作業は好きでした。
せっかくの新システムなんでもっと情報の数を増やしてもよかったんじゃないですかねえ。
更には、ミスリードを誘う意味のない情報なども加えてしっちゃかめっちゃかにしてくれても構いませんでした。
情報を組み立て消化していって、話の終盤に2つしか残ってない情報をまとめるといった作業はどうも味気ないものでした。
こんなもんかな?
あ、そうそう、おなじみのキャラの顔が見れたのはよかったです。
次が楽しみです。

逆転検事(通常版)

逆転検事(通常版)