小椋が

12年目にして先発初勝利です!
いやー、うれしいですね。
小椋と言えば左投げで150キロを越えるストレートが魅力で、入団した頃は将来のエース候補としても有望視されていました。
しかし、いざ一軍のマウンドに立つとなかなか実力を発揮できず、出場の機会も減っていました。
同じ松坂世代、いや杉内世代の選手が活躍する中で、小椋自身の活躍はないにもかかわらず肘を故障し、03年には手術をするにまで至ります。
その後、目立った活躍はなかったのですが、08年に中継ぎで復活。
150キロ超のストレートも復活し、そこそこの結果を出しました。
しかし程なくして失速、08年シーズン後半から09年にかけては活躍がありませんでした。
そして今日、先日の中継ぎでの好投もあって、プロ生活で3回目の先発に選ばれました。
結果は5回1失点、自責点0で勝利投手です。
150キロ超のストレートはなく、5回までしか投げれませんでしたが、いろんな苦労を乗り越えて、やっとの事で先発で初勝利したその姿におれは感激しました。
マウンド上で平常心が保てなかったあの頃の小椋はいませんでしたね。
そして、右打者をがんがんに攻めたインローへのストレートはしびれました。
キャンプ中のブルペンで、ひたすら同じコースに投げ込んできたんじゃないかと思います。
一時期、彼はもうダメなんじゃないかと思っていた時もありました。
しかし、今日のためにがんばって調整して、見事に勝利投手になることが出来ました。
見習うべき点は多いと思います。
特に精神的な面で。
若い選手が彼の今日の投球を見て、何かを感じてくれればいいなと思いました。