女子アナが

いっぱいでてくるテレビ見ました。
それはそれはコーフンの2時間でした。
その中で中野アナがメイドになってメイド喫茶で働くってのがあったんですけど、普通に可愛いと思ったのはおれだけでしょうか。
そういえば、大分前に彼女の制服姿にコーフンした記憶がありますよ。
で、今回のメイド姿もたいへん「あら、いいですねえ」の波が押し寄せたんですけど、なんなんでしょう、あの運ばれたメニューに向かってする萌え注入なる儀式は。
なんつーか、いろんな負の感情が込められた「うわぁ…」という声が自然とこぼれてくるんですよ。
そもそも本来のメイドなる人はあんなことしないでしょうよ。
それは、とある国の中心街から少し離れた郊外、ある屋敷での話。
私のブレックファーストはパンとコーヒーと決まっている。朝、目が覚めると私の部屋にメイドが運んできてくれる。窓からは木漏れ日が差す。そんな気持ちのいい朝には、真っ先に入れたてのブラックコーヒーを口にするのだ。そうして私の一日がはじまる。
そして、今日も同じ時間に目を覚ます。やがて、いつものようにメイドが朝食を運んできて、パンをテーブルに置き、コーヒーをカップに注ぐ。木漏れ日が今日も気持ちいい。さっそくコーヒーを飲もう。
その時、
「ご主人様、今から萌えを注入しますから、少し待っててくださーい」
なんだそれ??何を注入って??砂糖ならいらないはずだぞ??私はブラック派だ。そもそもその甲高い声はなんなんだ???
私の思考は凍結し、いつの間にか窓の外は日が陰り、コーヒーは冷めていた。
その後、私は事業に失敗し、屋敷を引き払うことになった。もちろんメイドもいない。それでも、毎日のパンとコーヒーは欠かせない。だが、あのコーヒーを飲むことはもう出来ないのだ。私はあの味を忘れられずにいた…
って、感じです。(どんな感じだ。)