相変わらず、

鼠はおれのことをエサを与える機械か何かと勘違いしてるようです。
まあ、それはそれでかまいません。
こっちがある程度の癒しをもらっているわけですから、相手がどう認識しようがかまわないんです。
いい関係性です。
キャバクラと一緒です。
彼女達の心を求めず、金さえ払えばそれなりの癒しを得る事ができるみたいな関係性です。
まあ、想像ですが。
とにかく、ちょうどいいです。
おれはこれからも、然るべき場所からエサ袋を取り出し、クレーンのようにその中から適量のエサを取り出し、確実にエサ入れに入れます。
そしてそれを、鼠が食べ、もしくは埋める、その姿を眺めていればそれでいいのです。
これからも、このちょうどいい関係をよろしくおねがいします。

(遠くの小屋から顔を出し、こちらの様子を伺う鼠)