ゼノブレイドの感想。

久しぶりにRPGを遊び尽くしたといった感覚です。
とにかく、クリアするまでが長かったです。
寄り道をはさみながらコツコツと進んでたんですが、本編をクリアするだいぶ前にプレイ時間の表示がカンストしていました。
カンストなんて初めてですよ。
99:59:59だったかな。
まあ、軽く100時間以上はかかったというわけです。
まあしかし、多分ストーリー自体の長さは他のRPGとそこまで変わらないんじゃないかと思います。
やはり、このゲーム特有の世界の広大がプレイ時間を長くさせているんじゃないでしょうか。
とにかく、広いフィールドがどこまでも続いてるんです。
広いと言ってもコピーして貼り付けただけ、どこにいっても同じ風景みたいな手抜きの広さとは違いますよ。
完全に一つの世界をゲーム内に見事に作り上げているんです。
そしてその広いフィールドをサブイベント等で何度も駆け回ることになります。
もしかすると、この辺で個人の好き嫌いが出てくるのかもしれませんね。
サクッと進めて、テンポよくストーリーを楽しみたい人には少し広すぎる世界かもしれません。
ただ、おれにはどストライクでした。
広いフィールドを隅から隅まで探索する作業は、ストーリーの趣旨とは違いますがいかにも冒険をしているといった感じでわくわくするものがありました。
新しいフィールドへ入る度にストーリーそっちのけで探索を続けていましたね。
とにかく、探索が楽しめるほど広く細かくよく作り込まれたフィールドでした。
よくあんなものが作れたものです。
そっちのけとか書きましたが、ストーリーもかなりよかったと思います。
まず、人々が機神兵に蹂躙されている世界という前提が、いい緊張感を生み出していたと思います。
終盤になれば圧倒的で絶望的な展開に緊張感はさらに大きくなり、それに強い意志を持って立ち向かう主人公たちといった構図はなんともしびれました。
ここの制作スタッフはこういった感じの緊張感を煽るものが多いですよね。
まさにゼノシリーズがそんな感じじゃないでしょうか。
それだけにクリアした時の達成感が大きいんですよね。
すばらしいストーリーでした。
個人的に好きだったのがキズナのシステムです。
まあ、絆ですね。
街の人達の依頼を聞いてパシられたり、単純に会話をしたりする事で、街の人々と主人公達、街の人々同士の絆が深まっていくといったシステムです。
絆を深めていくことで、いがみ合ってた人同士が和解をしたり、誤解が解けたり、主人公だけでなく街の人の成長も目にすることが出来ます。
絆を深めたがために辛くなるようなイベントもあるんですが、そういった所を実感できる部分は奥深いゲームだなと思いました。
とにかく、本編とは別のそういった様々な人達の描写を、よくあそこまで細かく作り込んだなと関心しましたね。
ごく個人的な話ですが、グランディアなどで本編の外で繰り広げられる様々な人達との会話に、このようなシステムを採用すればもっとおもしろくなるだろうなと思いました。
ええ、グランディアって本編とは関係ない部分に結構力入れてるんですよね。
そんなわけで、本当に作り込みがすごいゲームでした。
どっかの、ちょっとしたゲームにビッグタイトルを乗せ荒稼ぎする、みたいなのとは全く違いますよね。
単純にスタッフの人達がゲームが好きで、妥協なしでより良いゲームを作ろうと努力した結果なんだろうなと思いました。
すばらしい名作、大作でした。
モノリスソフトすごい!
バンザイ!

Xenoblade ゼノブレイド(特典なし) - Wii

Xenoblade ゼノブレイド(特典なし) - Wii

そうそう、音楽もよかったです。
注目の光田氏は1曲しか参加していなかったんですが、そんな事関係なくいい音楽が揃っていました。
そんなわけで、サントラ買っちゃった。

Xenoblade Original Soundtrack

Xenoblade Original Soundtrack