なんか数日前から、

部屋の電気のカバーの中で虫が暮らしています。
いつ、どこから現れたのかは知りませんが、気がつけばそこに居ました。
そして、そいつはそのカバーの中を走り回ってます。
まるで、俺の青春は今始まったばかりだ!と言わんばかりに走り回ってやがる。
ただでさえ、おれは虫の気配に敏感なわけです。
もう、気になって気になって、ストレスは溜まる一方です。
ただ一つ安心出来るのは、ヤツはカバーの外に出られないという事です。
ヤツがおれに向かって青春ダッシュをしてくる事はあり得ません。
そう、カバーの外に出る事はあり得ないんです。
という事は、中に入る事も・・・。
なのに、なぜ、ヤツは、そのカバーの中に居るんだろう。
解せません。
・・・・・・。
この事に関しては忘れましょう。
とにかく、ここ最近は、電気に向かって呪いをかける毎日です。
早く息を引き取ってくれと。
いや、蒸発してくれと。
ただ息を引き取ってくれても、ヤツの死骸に対面し、それを処分しないといけないわけですよ。
そんなの真っ平ご免です。
だから、切に、切に蒸発を願うのです。
いや、呪うのです。
そんなわけで、「呪い」「蒸発」、この二つのキーワードに関する本か何かを探しています。