所謂

つるっぱげのお方が、目の前にありましてね。
眼下の、あまりにも良い位置にあったもんだから、ずっとそれを見ていました。
よく見れば見るほど、逆に見事。
一体何の逆なのか、それは各自で考えるとして、とにかくキレイに禿げ上がっていました。
見つめ続ける事10分弱、ある事に気付きました。
頭頂部付近に1本毛が残っているじゃありませんか。
このような1本は、図太く、重力に逆らい天に向かって力強く生えている、それが一般的なイメージだと思われます。
しかしながら、現実は、儚い程に細く、重力に屈し地に平伏している、というものでした。
学びましたね。
カトちゃんもサザエさんも、フィクションなんだなあ、と。