抜粋。

琴ノ若(突き落とし)御嶽海

2日目にして三役以上の全勝が消えたが、平幕の全勝は琴ノ若玉鷲以下全部で9人。その中でも自己最高位の2枚目に躍進した琴ノ若貴景勝、正代の両大関に連勝し、3日目は御嶽海との対戦を迎えた。

立ち合い、頭から当たってモロ差し狙いの御嶽海。琴ノ若は右をのぞかせるとすぐに肩透かしを引いて右に回り込む。さらに右をこじ入れ、左上手を取りかけたが、御嶽海はこれを振りほどいて逆襲。右ハズ押しから低く攻め込むと、琴ノ若は右に回り込みながら右から突き落とし。琴ノ若が土俵を割るのと御嶽海が落ちるのがほぼ同時に見えたが、木村玉治郎の軍配は御嶽海に上がった。

すぐに物言いがつき、長い協議の末、佐渡ケ嶽審判長(元関脇琴ノ若)が場内説明。「行司の軍配は御嶽海に上がりましたが、琴ノ若のカカトが残っており、行司軍配差し違いで琴ノ若の勝ちといたします」。

琴ノ若がこのまま上位陣を倒し続ければ限りなく優勝に近づくと思うんですが、それはそれでなかなか面白い展開ですなあ。
まあでも、上位陣にはもっとしっかりして欲しいですなあ。