今日のターニングポイント!!(ホークス対巨人1回戦)

イライラを抑えつつ、今日の試合の勝負の分かれ目となったと思われるターニングポイントを徹底分析です。

7回に5本のヒットで3−3に追いつき、ツーアウトランナー1,2塁でさらに逆転のチャンスもある場面で、バッター川崎です。
ここで、巨人はピッチャー先発のパウエルをあきらめ、左の林にスイッチします。
そこで、王監督は川崎を呼び出し、なにやら耳打ちを。
ズバリここが、ターニングポイントです!!
この光景を見た瞬間にイヤな予感がよぎりました。
ここで、王監督が川崎に示した助言を過去の同じような場面から考えると、おそらく「思い切りいけ」というものでしょう。
この助言で過去に試合を決めるような決定打が生まれたという事実は少なくないと思います。
「思い切りいけ」というのは単純化した言い方で、詳しく言い換えると「初球に、(甘い)ストライクボールがきたら、迷わず思い切り振りにいけ」ということでしょう。
このような助言が川崎になされたと思われます。
ただ、先ほど言ったように、ここがターニングポイントとなるわけです。
相手のピッチャー林は去年までは、主にストレートとフォークで攻めるピッチャーだったので、初球がストレートなのかフォークなのか見極めることが出来れば(それもおそらく難しいが)助言どうりのスバラシイバッティングが出来たのかもしれません。
しかし、今年の林は去年に比べカウントを稼ぐ球として、スライダーを多投するようになっていたのです。
林のスライダーは空振りも狙えるという、フォークと同じく(特に左バッターには)見極めが難しいものなのです。
案の定、見極めを出来なかった川崎は初球のスライダーで見事に大振りの空振りをしてしまいます。
初球を捕らえることができなかった川崎は、何の策もなく三振となります。
逆転のチャンスを断たれたホークスは、裏に巨人に勝ち越しを許したわけです。
とにかく、ホークスがその回の攻撃で勝ち越せなかったのが最大の敗因といえるのです。
ここで、王監督はどう助言をすればよかったのかと考えると、おそらくそれは、「ストライク、ボールをしっかり見極めなさい」でしょう。
すると、初球を見逃すことができ、ボール先行ののカウントから、フォアボールを狙えたり、しぶとくヒットを打てたのかもしれません。
フォアボールだと満塁になり、押し出しの可能性も出てきます。
ヒットだとツーアウトということもあるので、確実に2塁ランナーはホームに帰ることができるでしょう。
もう一つの敗因を考えると、それは情報力不足だったりするんでしょうかね?
今年の林がスライダーを多投するという情報があれば、場面が変わってたかもしれません。
情報があったとしても、王監督がそのような場面を冷静に判断できるだけの余裕がなかったんでしょうね。
それだけ、切羽詰った場面だとも言えます。
まあ、王監督ってそーいう部分も多いですよね。

以上、今日のターニングポイントでした。
ぶっちゃけ、どーでしょうか??