おれがピーズの中でも最も好きな曲の一つです。
カラオケ行けば必ず歌います。(この曲入ってないカラオケには行きません。)
ベースもがんばって耳コピしましたね。
耳コピしても弾きながら歌えないもんですから、はるくんすげーなーなんて、シロートながらに思ってたものですよ。
この曲ってメロディラインがとてもせつなくてキレイでまさに「いい曲」なんですよ。
イントロなんかもそんな感じを醸し出していて、まさにです。
ギターソロも泣きです。
初めて聴いたのは「ブッチーメリー The ピーズ1989-1997 SELECTION SIDE B」の時で、『最悪の人生を消したい』や『確かに未来は昔にはあった』とかの歌詞がこのメロディに乗っているもんですから、かなり強烈的な印象をもちましたね。
ほんと、確かに未来は昔にはあったんですよね。
これを初めて聴いた当時、二十歳弱。別に年をとってたわけじゃないんですけど、当時の日常のいろんなこと、自分の未来に対する漠然とした絶望感などが、まあ言いすぎかもしれないですけど、昔に比べりゃ確かに未来はなかったんですよね。
そんな風に自分なりに勝手に解釈して、共感してたわけですよ。
で、この曲は「リハビリ中断」っていう、ピーズの活動を停止する直前にだしたアルバムの中の1曲です。
長い間一緒にやってたギターのアビさんが辞めちゃって、活動休止へと向かっていくはるくんのある意味ギリギリな状況がこのアルバムから醸し出されてるんですよね。
そんなアルバムの中にあってこの「実験4号」は、アビさんとの別れを歌ったような曲だと思うんです。
『ゆーワケで せっかくだし悪いけど 続くよ まだ二人いる 何かまたつくろう 場所は残ったぜ』ってやっぱアビさんに歌ってる気がするんですよねー。
まだ、二人*1いるし、ここで曲作ろうって。
アビさん帰ってくる場所が残ってるのか、残った場所でなんか作るのかよくはわからないんですけど、そんな感じです。
はるくんにとってのアビさんの存在ってのはやっぱでかいなー。
それでも、『賑やかなラストにわざと一人』ってこれからバンドがどーなっていくのか、そんな事も歌っていますよね。
そんな中で『確かに未来は昔にはあった』と歌っているんですから相当痛々しいです。
そんな痛々しい状況から名曲が生まれるってのは、ある意味皮肉みたいな部分があるんですが、だからこそ聴いてる人の心に突き刺さるというか、そんな気がします。
それに加え、なんだかシンクロする部分もあって、忘れられない一曲なんです。
- アーティスト: Theピーズ,大木温之
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 1997/05/03
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ブッチーメリー The ピーズ1989-1997 SELECTION SIDE B
- アーティスト: Theピーズ,大木温之,PIERRE COUR,あさかわいさみ
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*1:ギターの小五郎さん、ドラムのよっちゃん