昨日のホークスの試合を

テレビで見てました。
チャンネル変えながら見ていると、なんかホークスの杉内が投げるストレートがすんごい遅く見えたんですよ。
しかし、球速を見ると、いつものスピードです。
ノビもあるように見えます。
しかし遅く見えるのです。
そして、次の投球。
同じ球が同じ軌道できまりました。
そして今度はキレがあって早く見えるのです。
球速も2キロほど早いくらい。
その時点でこのからくりには気づいてました。
いや、知ってました。
杉内といえば、ストレートはだいたい140キロ前半といったところで、決して早いとはいえません。
しかし、多くの打者はこのストレートに振り遅れるんですよね。
その秘密のひとつに、キレがあり、しかもそれが打者の手元でのび上がるという球質です。
それだけでも打ちにくいストレートなんですが、それに加え、杉内の投球フォームはゆったりしているんです。
ゆっくりした投球フォームからいきなりストレートを投げることで球を早く見せることが出来ます。
つまりは、おれがテレビを見ながら体感したことはこれなんですよね。
チャンネル変えながら試合を見てる際に、ちょうど杉内が投げる瞬間を見ずに球だけを見たもんだから、すんごい遅く見えたわけです。
このからくりを知っていたとはいえ、テレビを見ている側の人でもここまで騙されてるとは、おどろきです。
打席じゃもっとすごいんでしょうね。