散歩コースで

時々遭遇する、とあるお店の前に繋がれたわんちゃん。
ちょっと変わっています。
大概のわんちゃんはこちらに興味を向けて、「撫でて」の視線を投げかけてくるんですがね。
件のわんちゃんは全く目を合わせてくれません。
それどころか、終始おケツをこちらに向けてくるんです。
しかも、尻尾が絶妙に上を向いているもんだから、菊の門が丸の見え。
わんちゃん自体が地味なだけに、菊の門が際立ちます。
それはもう、大変な事になっているのです。
一方的に菊の門を見せ付けられているわけですが、こちらとしては特に悪い気はしません。
良い気がするわけでもないですがね。
ただ、これが仮に人だったらと考えると、なんとも恐ろしい話ですよね。
訴訟です。
部分的にクローズアップされたグロテスクさで比べれば、人もわんちゃんも変わらないはずなんです。
しかしながら、わんちゃんだから許されちゃうのです。
不思議だなと思いつつ、今日も自己主張の強いお菊さんを一瞥したのでした。
相も変わらずヒドかったです。